ExcelにPower Pivot(パワーピボット)という機能があります。Power Pivotを使うと通常のピボットテーブルではできないことができるようになります。
Power Pivot でできること
Power Pivotでは、複数のテーブルを元に集計したり、約104万レコードを超える大量のデータを使って集計作業を行うことができるようになります。
通常のピボットテーブルではひとつのテーブルを元に集計することしかできません。そのため、もし扱いたいデータが複数のテーブルに分かれている場合は、あらかじめVLOOKUP等でひとつのテーブルにまとめておく必要があります。
また、通常のピボットテーブルはワークシート内にあるテーブルを元に集計するので、ワークシートの上限である約104万レコードを超えるデータは扱うことができませんが、Power Pivotであれば何百万、何千万といった大規模なデータを使った集計作業を行うことができます。
リレーションシップとは
Power Pivotで複数のテーブルを元に集計作業を行う際には、複数のテーブルを関連付ける「リレーションシップ」を設定することになります。
キーとなる項目を結びつけるイメージです。この操作もエクセルの画面上で簡単に行うことができます。
通常のピボットテーブルとPower Pivotの違い
ピボットテーブルとPower Pivotの違いは下記になります。
通常のピボットテーブル
- ひとつのテーブルのみ集計可能
- 約100万レコードが上限
- ワークシート上のデータを元に集計
Power Pivot(パワーピボット)
- 複数のテーブルから集計可能
- 約100万レコードを超えるデータも集計可能
- Power Queryで取得したデータを元に集計
エクセルでPower Pivotが使えるようになると、集計作業の幅が大きく広がります。もちろん作業の効率化にもつながりますのでぜひ押さえておきたいところです。
Power Pivot を基礎から学べる研修
Power Pivotは、Power Query(パワークエリ)の機能や操作とセットで学んでいくとよいかと思います。
>Excel応用:Power QueryとPower Pivotを学べる研修はこちら