どこの研修会社に依頼しようか…
研修のご担当者様が悩むところです。特に初めて外部の研修会社に依頼するときは、何をどうすればいいのか分からないことも多いかと思います。研修会社も大手から中小、個人が運営しているところまでさまざまですし、実施形態もいろいろあります。
研修会社を選ぶにあたっては、希望の講習内容や日程、人数、予算といった要望を伝えたうえで検討していくことになります。ここで一番重要なポイントは「研修の目的」を明確にすることです。何のためにその研修を実施するのか、あくまでもその目的に合った 研修会社 を選んでいくようにしましょう。
研修会社を選ぶときのチェックポイント
担当営業や担当講師には「研修の目的」を正確に把握するスキルが求められます。なぜ研修を実施しようとしているのかを理解し、自社の課題やニーズを汲み取ってくれるかどうかは、研修の成果に大きく影響します。そして、もちろん講師の質も重要です。自社の業務内容をしっかりと把握したうえで講習を担当してもらえるかどうか。さらに、営業担当者について、受け答えはもちろんのこと、質問への回答や見積もり作成などの正確さとスピードは、研修運営全般のスムーズさに比例しますのでチェックしておきたいポイントです。
担当者は十分にヒアリングを行い、研修の目的をしっかりと汲み取ってくれるか
講師のスキルや講義のスタイルは、自社の要望に合っているか
問い合わせや見積もり依頼に対する担当者の対応は、迅速かつ正確か
研修の実施形式
研修をどのような形式で実施するかも検討が必要です。各社が提供している研修の形態としては主に以下の3つが挙げられます。
それぞれのメリットやデメリットを考慮して決めていきましょう。
1.公開講座への参加
「◯月◯日△時から開催 ◇◇講座(定員XX名)」など、あらかじめ設定された公開講座に参加する形式です。
様々な企業の社員や個人が参加します。
メリット
- 募集中の講座に申し込むだけなので、準備等の手間がかからない。
- 受講対象者が1名でも気軽に受講させることができる。
- 1名あたりの料金が明確なことが多い。
デメリット
- カリキュラムは決まっており、自社向けのアレンジはできない。
- 受講者の中に他社の人もいるため、講義中に質問しにくいことがある。
- 受講時の状況を客観的に見ることができない。(受講者からの報告に頼るのみとなる)
2.通信講座(Eラーニングなど)
インターネットやDVDなどで映像を見ながら、個人で進めていく自習形式です。
メリット
- 空いている時間に受講することができる。
- 分からないところを繰り返し受講できる。
- 比較的、料金が安価。
デメリット
- 決められたカリキュラムのみであり、内容のカスタマイズはできない。
- 映像やテキストを見ながら同じように操作していくので、自分で考える時間が少ない。
- その場で質問できず、分からないままになってしまうことがある。
- あくまでも個人学習であり、効果については各自の意識による部分が大きい。
3.出張形式での研修実施(外部講師による社内研修)
自社に講師を派遣してもらい、自社会議室等で実施する形式です。外部会場で実施することもあります。
※現在、アップナレッジでは全てこの形式で実施しています。
メリット
- 対面の研修で講師への質問もしやすく、演習時のフォローも受けやすいので学習効果が高い。
- カリキュラムを自社の業務内容に合わせた形でカスタマイズできる。
- 日程や時間を自社の希望で調整することができる。
- 社内で行う場合は業務への影響も少なく、受講管理もしやすい。
デメリット
- カリキュラムをアレンジする場合は、事前の打ち合わせが必要。
- 日程調整や会議室の手配などの準備が煩雑になりがち。
- 通信講座など他の形態に比べて、費用が高くなることがある。
また、実施形式としては講師派遣以外にも、オンラインで実施するケースもあります。
オンライン形式での研修実施(外部講師による社内研修の場合)のメリット・デメリットは以下のようなものが挙げられます。
オンライン形式による研修
メリット
- インターネット環境があればどこからでも受講できる(全国の支社、自宅からも参加可能)
- 多人数でも実施しやすい(座席数などを気にしなくてOK)
- 講師画面が見やすい(集合研修では席によってスクリーンなどが見づらい場合も…)
- 会場の手配が不要(会議室の空きを調べなくても大丈夫)
- 講師の出張費用や社員の移動費用がかからない(コストを抑えられる)
デメリット
- 講師が受講者の様子を見ることが難しい(講師は一定のペースで進行していくことになる)
- 受講者同士のコミュニケーションが難しい(基本的には一人で画面に向かう)
- ネットワークの速度やPCのスペックに影響される(特に自宅で受講する場合)
- 講習中はずっと画面を凝視することになる(疲労で集中力が続かないことも…)
オンライン講習のデメリットとして講師と受講者、または受講者同士のコミュニケーションの部分がありますが、使用するツールによって、チャットや「手を挙げる」、グループ分けする、といった機能で補うこともできます。また、受講人数が10名以下など、比較的少人数で実施する場合は、講師が受講者に個別に声を掛けるなどして、理解度の把握や進行ペースの調整をすることもできます。
なお、オンライン講習とは少しニュアンスが異なりますが、いわゆるTV会議システムを使った講習もあります。本社と支社をつなぎ、それぞれの拠点から受講するイメージです。
このように研修会社の選択にあたっては、いろいろと検討項目もありますが、あくまでもポイントは「自社のニーズを汲み取って実現できるかどうか」です。せっかく時間と予算を使って研修を実施するのですから、十分な効果が上がるよう、各研修会社の担当者にじっくりと話を聞いてみて頂きたいと思います。
アップナレッジでは、研修効果を最大化するために、演習を中心としたスクール形式(対面での講義)での研修に加え、オンラインやTV会議システムを使った講習も行っております。それぞれを組み合わせたハイブリッド式の講習も可能です。また、自社内で会場やPCの手配が難しい場合は。外部会場でも実施可能です。
専任の担当者が迅速、丁寧にご案内致しますので、お気軽にご相談下さい。
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