打ち合わせなどで相手に何かを伝えるとき、図に描いて説明することがあります。また、プレゼン資料を作るときに、伝えたい情報を図解化するというのもよく聞く話です。
ただ、図解化すること自体を難しいと感じている人もいるのではないでしょうか。
図解化するためには、情報を整理する必要があります。つまり「情報の構造化」です。構造化というと難しく聞こえるかもしれませんが、「AとBは並列の関係にある」とか、「AはBの下に位置づけられる」などのように、手元にある情報を論理的に整理していくイメージです。
情報を構造化し、図解化する一連の過程をまとめたものが「ストラクチャードコミュニケーション」です。ストラクチャードコミュニケーションでは、ビジネスシーンでよく使われる情報の構造を分類し、10個の基本構造として用意しています。更に、その構造を直感的に表現し視覚化した図解の例も提示しています。どの図解も、コミュニケーション中に素早く簡単に描くことができるものです。
ストラクチャードコミュニケーションは、自分が相手に伝えるときだけでなく、相手の話を聞くときにも使えるツールです。コミュニケーションスキルを上げることにもつながるので、顧客との商談、取引先との打ち合わせ、社内の会議、部下との面談など、ビジネスのいろいろな場面で活用できます。

人材の採用は企業の成長に大きく影響する項目のひとつです。よい人材をいかにして獲得するか。面接で応募者の適正や潜在能力を見極めることは面接官の重要な任務です。また、採用を決定したとしても、その人材が必ずしも自社に入社するとは限りません。面接のときの会話や面接官の印象がその点を左右することもあるでしょう。
初めて部下を持ち、チームの目標に向かってどのようにチームを運営していけばいいか。どのように部下と接すればいいか。試行錯誤を繰り返して、うまくいくこともあればうまくいかないこともあるでしょう。場合によっては、リーダー自身がその責任を重く感じてしまったり、部下とのコミュニケーションで問題を抱えてしまうこともあります。





